「はだしのゲン」教材から削除に関して
「はだしのゲン」教材から削除に関して。
8月6日の登校日にアニメ映画を見た時、その映像は強烈に記憶に残っています。だからこそ、戦争、核兵器の怖さを幼心に学べたのです。
子どもが接しやすい漫画ということもあり、戦争・原爆の悲惨さを伝える教材として、これ以上のものはないのではないでしょうか。
広島市教育委員会に問い合わせましたが、削除に至った根拠・議論の過程が到底納得のいくものではありませんでした。
▼家計を助けようと浪曲を歌い小銭を稼ぐ場面が
「現代の児童の生活実態に合わない」
当時と今とで生活実態が違うことは当たり前で、当時の状況を知ることも大事
▼栄養失調の母に食べさせるため鯉を盗む場面が
「誤解を与える恐れがある」
そこまでしなければ生きていけなかったという当時の状況に目を瞑るのか、誤解を与えないように教育することもできる。
削除を要請する側の一方的言い分を通すための屁理屈にすら感じられ、これは極論すれば言論弾圧、戦争に向かっていくための空気感醸成につながっていくのではないかと危惧しています。
多くの方が声を上げています。市教委の前で1席やらせてほしいと仰る浪曲師の方もいらっしゃいます。お力になれることをしっかりやっていき、戦争に向かっていかないよう我々は力を尽くさなければなりません。