国立劇場を視察致しました

昨日、文教科学委員会にて建て替え間近の国立劇場を視察致しました。
劇場内の見学と、さよなら公演として上演中の人形浄瑠璃文楽「菅原伝授手習鑑」を観劇しました。
劇場玄関の正面には、私も縁のある岡山県井原市の偉大な彫刻家、平櫛田中さんの迫力ある鏡獅子(福山駅前にある釣り人像も、そうですね)が鎮座しており、それをバックにして、その道50年以上の経験の吉田玉男文楽技芸員から、人形の動かし方や表情の作り方等の説明を受けた後、実際の人形の細かな喜怒哀楽の表現の動かし方を見て大いに感動しました。
普段は入ることができない劇場の屋上にも上がり、またロビーに展示されている素晴らしい絵画の説明も受けました。
文楽の観劇は初めてでしたが、一体の人形を三人がかりで動かしている等の説明を受けた後に観る舞台は、今までとは違う側面からも楽しめると同時に、日本の素晴らしい伝統文化芸能を後世まで残し繋いでいくことの重要性を改めて感じる機会となりました。