仙台市内の施設を視察
参議院の文教科学委員会でご一緒している桜井充参議院議員のご案内で、仙台市内の様々な施設・事業所の数か所を視察させていただきました。
ピアニストでもあり、日本音楽療法学会認定音楽療法士の須佐涼子様より、認知症や自閉症に対する音楽療法の有効性・必要性等をうかがいました。あわせていまの音楽療法士の立ち位置が医療と福祉のはざまで、資格としての認定がまだまだ不安定な状況であり、法整備や普及推進についてのご要望をお聞きしました。
一般社団法人アートインクルージョン(就労継続支援事業B型障がい者福祉事業所)では、障がい者に「ダメと言わない・制限をしない」といった方針で各々の創作意欲を最大限生かし、障がい者とアーティスト契約をしています。そして、作品を世に送り出しており、様々な作品が商品として成立している現場を見ました。
一般社団法人 祐紀会(就労継続支援事業B型障がい者福祉事業所)では多動性発達障がいの子ども達に、3か月にわたり思い思いの切り絵を作成させることで、じっと座って作業することの重要性を学ばせ、着座での剣道の防具修繕や、海外輸出用リコーダー保護袋や布製品作成といった細かい作業の委託事業や、他の作業所への委託事業を行っています。
最後に訪問した「ビッグ・ママ」は全国で衣類のリフォームの窓口を65店舗展開しています。仙台ではリフォーム事業を障がい者のA型作業所として行っており、皆さんいきいきと活躍されていました。児童発達支援管理責任者の在り方についての意見もお聞きすることができました。