「資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会」の野党筆頭理事に!!
この通常国会から、参議院の「資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会」の野党筆頭理事を務めることになりました!!
責任重大です。
7日(水)に最初の調査会が行われ、宮沢調査会長の隣が、野党筆頭理事の席。いやはや、緊張します。
今回は「エネルギー安全保障の確立に向けた論点」について3人の参考人から20分ずつ意見陳述を聞いた後、自由質疑を行い、私も10分間以下2点の質問を行いました。
①エネルギー自給率が低い我が国において、原発は不可欠で脱炭素電源としても活用すべきとの意見もありますが、能登半島地震における志賀原発の安全性への懸念と、放射性廃棄物の処分、使用済み核燃料の処分等にどう対処していくべきか。原子力発電をどうしていくべきか。
②ウクライナ危機により、各国では国内の電力需要を満たすため、石炭火力発電への回帰など、脱炭素化の取組を後退させるような動きがみえる。また、途上国の経済発展に伴い、世界全体での温室効果ガスの排出が増える見込みがでるなど、地球規模でのネットゼロ※実現が難しい状況の中、今なすべきことは何かを尋ねました。
原発推進派の参考人は、震災国である日本では多様な電源がないと対応できず、何よりも大規模停電を防ぐということが大切との返答。
今回でも七尾市の120万kw級の石炭火力設備も崩壊している。再生エネルギー推進派の参考人からはIAEA(国際原子力機関)の見解でも原子力は主役ではなく脇役という位置づけで、建設コスト発電コスト等が高く、経済面でも原発増設は難しい。何よりも珠洲市に原発を作ってなくて良かった。使用済み核燃料施設は何とかしなければならないが、作る事で原発を推進することにはならないとの意見でした。
様々な意見があります。ただ、国民の未来に責任が持てるエネルギー政策を我々はしっかりと考え話し合っていかなければなりません。
※ネットゼロとは、温室効果ガスの排出量と吸収量のバランスをとり、正味の排出量をゼロにすること。