資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会参考人質疑
〈資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会参考人質疑〉
『資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会』で、資源エネルギー分野のイノベーションについて、国立研究開発法人・産業技術総合研究所の石村和彦理事長、東京工業大学科学技術創成研究院の菅野了次特命教授、山梨県公営企業管理者の村松稔さんの3名の参考人の方々から意見陳述をしていただき、その後自由質疑を行いました。
私からは石村理事長に、CO2と、再生可能エネルギーによる水の電解(electric)から得られたH2を用いた合成燃料で、ガソリンや軽油などの代わりとして期待されている脱炭素燃料である「イーフューエル:合成燃料」の今後のコスト等を含めた可能性についてお聞きしました。
技術を進めて2030年頃には1リットルあたり350円~300円を目指したいとの事でした。
菅野教授には、次世代・後継者の課題についてお聞きしました。大学の研究を最先端で魅力のあるものにしていき、企業で研究する人が再び大学で博士号を取得できる制度を活用して欲しいと述べられました。
また、山梨県で再生エネルギーから作った「グリーン水素」に取り組まれている村松参考人には、国に対する要望をお聞きしました。
具体的案件に応じた施設等も必要になるため、まだ不十分な水素の安全基準に対し実体に即したものにしていってもらいとのお答えをいただきました。
次回は経済産業省と環境省から資源エネルギーの安定供給確保と持続可能社会の調和に向けた論点につき説明聴取を受け、質疑と委員会の自由討議を行う予定となっています。