文教科学委員会・参考人質疑2

本日、2回目の給特法に関する参考人質疑を行いました。
今回なぜか4人の参考人、全てが国立大学法人の大学院の教授でした。
まず、岡山県教育長時代に県内各市町と協働して、働き方改革を進められた鍵本芳明参考人に、どのような苦労があったかをお聞きしました。市町村で差があるのは事実だが、課題意識を共有して進むことで、成功している自治体のノウハウの橋渡しを県教委で行った。保護者や地域の声を反映していくことが大切であり、その周知を図るために共通のパンフレットや動画を県教委で作り、保護者がいるところで見てもらうといった役割分担を行ったとのことでした。
次に、給特法改正案や主務教諭の創設に反対されている本田参考人には、学校現場で特別支援教育や学校安全など様々な事象の対応に中心的な役割を担う教員を、どのように処遇していくのがよいかと質問しました。参考人からは、主務教諭を設けると、そういった役割を担うことになるので、通常の授業への対応を減らさざるを得ない。その部分のしわ寄せが他の教員に行くこととなる。主務教諭の創設では対策にはならない、との回答でした。
最後に青木参考人にも、衆議院での参考人質疑の答弁で、「時間外在校等時間につきましては、労働している時間と考えることができる」と言われた事について、改めてその発言についての意味を聞かせていただきました。
質疑は5日にも行われ、石破総理大臣に対する質疑も短時間ですが予定されています。引き続き質疑を続けてまいります。
本日見逃された方はこちらからもご覧いただけます⇩⇩⇩