水の大切さを痛感

「水の大切さを痛感」 第二部
能登視察2日目。
28日夜は、かろうじて経営されている輪島温泉に宿泊しました。
有名な加賀屋は、斜めに傾き、側面の窓には✖️の亀裂が入っています。
(営業再開は難しいとのことでした)
和倉から輪島市に向かう道中の道は、元々は高速道路でありながらもその機能は果たしておらず、アップダウンや不規則に曲がっていて車酔いしやすい方はかなりきつい道かと思います。
(朝市跡やラトリエドゥ能登店舗など市内の状況を見ながらの移動)
池端さんというフレンチのシェフ方と面会。震災の次の日には、炊き出し班として800人前の暖かい野菜を中心にしたスープを、そして1500食を輪島中学校の避難所でも振舞われたと。
飲料水がなく、ジュースやワインでスープをつくられ、甲殻アレルギーがある方も配慮してエビカニは入れなかったそう!
1月6日には、ワールドセントラルキッチン(アメリカ)が輪島に入り、2000人前の食事を作る体制を整えてくれたそうです。
普段から消防団のように、料理人が集まるようなバージョンがあればいい、、、との言葉が印象的でした。
また、カタリバさんの支援を受けて、子ども達のケアをしていたお母さんからは、子ども達の様子や学校の事を詳しく聞く事ができました。
輪島市長にも面会し、(この一年で14キロ痩せられたそう、、、)
発災当時からの話をお聞きしました。倒壊した建物の下敷きになった方々の救出、3日目の朝にヘリで物資が届いたこと、アナログ電話や公衆電話の方が通じやすかったこと、飲料水よりも生活用水、、、とにかく、皆さんが口を揃えて言われたのはトイレの問題でした!
集団移転など今後の課題も話されました。
池端シェフのお店は倒壊し、今も手付かずのままそこにありました。(※写真)
店の中は当時のまま一年を経て、なんとも言えない状態でした。
電柱も歪な形のまま、まだそのままの状態です。(※写真)
最後に能登空港ターミナルビルの総務課長さんとの面談を行い、空港での災害時の雨水利用の事と、施設も見学をさせていただきました。
施設では生活用水確保を雨水で補っていました!こういう取り組みは大切です。
今回の視察は、現地の方々のお話をうかがう事で特に「水」を普段から確保できるようにしておく重要性、いつか起こるであろう災害に対応するための学びが沢山ありました。
一日も早い復興復旧に向け、能登の皆様にいつもの笑顔が戻るよう、私も尽力してまいります。